内容説明
白川静の学問を専門家が分野ごとに解説する三冊の入門書。第一巻文字。漢字の体系的な理解に基づいて、字書三部作『字統』『字訓』『字通』は編まれた。その深遠な文字学を通して、白川静が目指したものは何だったのだろうか。
目次
第1部 漢字とその歴史と(漢字の姿;中国古代文字―甲骨文と金文と;『説文解字』)
第2部 白川文字学の特色(白川文字学の意義;白川文字学が開いた世界;白川学における民俗学;白川文字学の体系)
第3部 白川文字学の展開(『字統』;『字訓』;『字通』;白川静の漢字・漢文教育論)
解題