内容説明
開国を巡って揺れ動いた幕末、外国に対抗しうる大砲の製造が急務とされる中で、日本の製鉄技術は大きな転換を余儀なくされた。1000年以上の伝統を有する〈たたら〉製鉄の実像に迫るとともに、近代国家としての発展を支えた鉄鉱石と溶鉱炉を用いる西欧製鉄技術の受容の過程を解明する。
目次
第1章 中国地方におけるたたら製鉄の展開
第2章 東北地方における鉄山支配とたたら製鉄
第3章 反射炉の導入とその展開
第4章 釜石鉄鉱山の高炉製鉄
第5章 明治期陸軍工廠における鉄工業
開国を巡って揺れ動いた幕末、外国に対抗しうる大砲の製造が急務とされる中で、日本の製鉄技術は大きな転換を余儀なくされた。1000年以上の伝統を有する〈たたら〉製鉄の実像に迫るとともに、近代国家としての発展を支えた鉄鉱石と溶鉱炉を用いる西欧製鉄技術の受容の過程を解明する。
第1章 中国地方におけるたたら製鉄の展開
第2章 東北地方における鉄山支配とたたら製鉄
第3章 反射炉の導入とその展開
第4章 釜石鉄鉱山の高炉製鉄
第5章 明治期陸軍工廠における鉄工業