ブックレット〈書物をひらく〉<br> 雨森芳洲の朝鮮語教科書―『全一道人』を読む

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ブックレット〈書物をひらく〉
雨森芳洲の朝鮮語教科書―『全一道人』を読む

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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582364712
  • NDC分類 829.1
  • Cコード C0387

出版社内容情報

対馬藩儒・雨森芳洲は、何を求め、どんな配慮をもって、朝鮮語通訳官養成テキストを作ったのか。漢文原テキスト、朝鮮語訳文、和訳文を子細に比較し、その真意を読み解く。

内容説明

朝鮮に対する窓口だった対馬の藩儒・雨森芳洲は朝鮮語通訳官(韓語通詞)養成のための教科書を編んだ。中国由来の漢文儒書をもとにしながら、諺解文(朝鮮語訳文)と和訳文とを並記したその教科書は、どのような意図でどのようにつくられているか。原漢文、諺解文、和訳文を綿密に比較することで、芳洲の思想を精緻に読み解き、翻訳・通訳研究の視角を示す。

目次

はじめに―『全一道人』の著者、雨森芳洲
1 『全一道人』という書物(ゼンイツ?ゼンイチ?;ものとしての特徴;底本理解まで;『全一道人』の内容;芳洲の韓語通詞養成カリキュラム;『全一道人』の教育観;芳洲の眼前の二つの孝;韓語通詞養成用教科書としての適性)
2 『全一道人』の翻訳文(翻訳研究とは;芳洲の翻訳文の検証―比較対象『五倫行実図』 ほか)
3 『全一道人』の背景―『海游録』を通して(『海游録』と申維翰;芳洲のいた現場―韓語通詞と申維翰;現場の通詞たち―名を記された茂助;名の記されぬ漢語通詞―天皇をめぐるやりとり;芳洲の理想的通詞像)

著者等紹介

金子祐樹[カネコユウキ]
1975年、大阪府生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、東国大学校(韓国)WISEキャンパス講義招聘教授。専攻、朝鮮思想史・古典文学、日韓通翻訳文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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samandabadra

0
父方の祖母の出身地対馬。雨森芳洲といえば、地域における「国際交流」に貢献した人であり、日本にしては珍しく何でもかんでも取っておくような古文書資料保存体制をつくった人でもある。さて、地域の国際交流に欠かせないのは、異言語を学ぶための教科書で、この本はその分析である。教科書として文法を教えると同時に道徳というか、倫理観を教えるというのはなんとなく時代的な何かを反映しているように思える。漢文をベースに教えるわけだが、倫理観や道徳観的に訳が間違っていないという指摘は翻訳の奥深さを感じさせる2024/07/18

SHUE

0
日韓交流に貢献した雨森芳洲について書かれた本。彼が志向した通訳=言語能力のみじゃダメという見解に同意するばかりです。 全一道人の記載の中で漢文原文⇒韓国語⇒邦訳似する過程で、どのような語を使うかという点で、現在の視点で一見すると誤訳ともとれるものが、当時の人々や、彼が活動した対馬の習俗等と合わせると決して誤訳ではない、等言語の奥深さを知りました2024/01/06

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