感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コーリー
1
江戸時代の村人がどんな一生を送ったのか、古文書から読み解いた本。子どもから若もの、結婚と離婚そして老いと相続の大きく3つのテーマについて平易に書かれていた。印象に残ったのは、歴史研究について、いま生きている今日のあり方からさまざまな問題意識を持ち、その問題意識をもって過去に問いかけ、過去を調べていく。そうした問題意識がないと、いくら史料を見ていても、字面は解釈できても、その背後にある世界はつかめないと述べられている点。同じ史料でも読み手の問題意識によって、得られるものは変わる。2019/09/03
Hisashi Tokunaga
0
江戸期の常識的な親族関係の理解の一助になる書。苗字は原則ないのだが、名前が幾度か変わるのだがその契機はともかく何故?