古事記 声語りの記(シルシ)―王朝公家の封印したかった古事(ふるごと)

個数:

古事記 声語りの記(シルシ)―王朝公家の封印したかった古事(ふるごと)

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月12日 22時52分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582357172
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0093

出版社内容情報

古事記はなぜ長らくなおざりにされてきたのか? それはこの書が日本書紀とは違い、声による語りを記すものだったことにある。その意味を深く解き明かし、古事記論の基本視座を示す。

内容説明

近世まで、日本書紀と比べるべくもなく、古事記が無視されてきたのはなぜか?「書」を編纂するのではなく、「声語り」を記すとは、そして声で伝承するとは、どういうことなのか?それが遺しえた世界とは何か?古事記論の視座を据えなおす。

目次

第1章 「序」文の検証(天武・元明の意図と太安万侶像;語りのトネリ稗田阿礼の「誦習」 ほか)
第2章 「声語り」という伝承(「くる(繰)」「かく(懸)」という手法を探る
古事の「記」に対する初期認識 ほか)
第3章 日本書紀の無視した「古事」(大国主神の呼称・名字とその本性;イスケヨリヒメの神歌 ほか)
第4章 古事記の遺せた世界(「声語り」の寛容と意図せぬ不都合;「わかれ」の情愛とその作法 ほか)

著者等紹介

木村紀子[キムラノリコ]
1943年生まれ。愛媛県松山市出身。奈良大学名誉教授。専攻は言語文化論・意味論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

9
著者の本でこれ迄読んだ物は、語源散策の如くエッセイ風の物が多かった。本書はテーマを絞った労作である。本居宣長に採り上げられる以前は軽視され、時に偽書説まであった古事記を主題に、これが文字文化以前から繋がる口承伝統を反映したものであることを確認し、その文体や内容を吟味する。対外威信物としての日本書紀とは異なり、豊かな文学性を持つ古事記の姿を明らかにする。確か8世紀の当時、書記文芸の歴史は浅く、書紀は政治的配慮に満ち満ちた物だった。口承文芸にそうした操作は効きにくく、勢い古事記に古例が残る事となったのだろう。2021/06/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6870004
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品