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出版社内容情報
東大が明治10年の開学以来蒐集してきた膨大な学術標本を展示する博物館がオープン。東京駅前に突如現れた美しくも奇怪な驚異の部屋(ヴンダーカンマー)のお宝数百点を一挙カラー掲載!
内容説明
驚異の部屋へ、ようこそ―明治10年の創学以来、東京大学が蒐集してきた膨大な学術標本。時空を超え、東京丸の内に蘇った美しくも奇怪なモノたち。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つたもみじ
31
東京中央郵便局KITTEの2、3Fにある、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が共同で運営しているミュージアム。かなり大きな骨格模型なども展示されていて、本当に無料で良いのですか…!? ていう。剥製から絵、鉱石、昆虫、写真、貨幣、遺物、機械類、骨、銅像、化石、珊瑚、植物、工芸品、仮面…ありとあらゆる展示物。整然と並べられてはいるものの統一感はなく、だがその展示方法も面白い。そんな東京大学が蒐集してきた学術標本。常設展示されている標本の写真集。一冊ぎっしりカラー写真。ずっと眺めていられる。2017/11/07
姉勤
27
東京大学構内の施設、インタメディアテク所蔵の学術標本コレクション。その写真集。整然と陳列された、骨格標本、剥製、鉱物、遺物、工芸品、機械類… 多分一日中居ても、飽きないだろう空間。目録以外はオールカラーでこのページ数ならお手頃な価格。下世話な話、ヌード写真集より興奮する。ほぼ毎日開館しているようなので機会を見つけて訪れたい。2015/12/05
芍薬
14
素晴らしき東京大学コレクション!まるで教授のお部屋に迷い込んだような展示室にウットリです。引き出しの取っ手ですら美しい。2015/11/30
夜長月🌙@読書会10周年
13
本書はKITTEビル2階から無料入場できる東京大学総合博物館施設の常設展示品カタログ。あくまで資料集でありまずは本物の展示品を見ないと何も伝わらない。ある特定領域における世界的遺産を一挙に眺望できる博物館ではあるが、よくあるように時代順展示とか、順路指定などは一切無い。「先導的実験ミュージアム」と宣言しているだけのことはある。また、決して難解ではなく学校からの社会見学も受け入れている学術社会貢献活動である。尊敬する博覧強記のGeneralist「WATA」さんが喜びそうな一冊。京大版もある。2014/04/30
ふう
11
東大の学術標本コレクションを展示しているインターメディアテク(KITTE、いや東京駅に来たらマストで寄るべし)のガイド本的本作。実際の展示でもそうだが、必要以上の解説や説明がなく「見ればわかる」を体現しており、写真だけでも伝わるこの荘厳な美しさはなんなのよ。ケースやキャビネットも歴史を感じさせてもうほんと素晴らしい。今度これ片手に1日かけてゆっくり見たい気分(矛盾してるか?)。こんな素晴らしいコレクションが無料で見られるなんて本当に有難い。西野館長の言葉もいちいち素晴らしい。2017/10/02