イメージの博物誌<br> 眼の世界劇場―聖性を映す鏡

イメージの博物誌
眼の世界劇場―聖性を映す鏡

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  • サイズ A4判/ページ数 100p/高さ 28X21cm
  • 商品コード 9784582284171
  • NDC分類 141.21
  • Cコード C0370

目次

眼と眼点(眼状紋)
光視
太陽のような眼
眼をもてあそぶ者
トリックスター

人魚の鏡
水の眼
ドラゴンの眼
見者の眼
夢・啓示・悪夢
大いなる存在の眼
火の鳥
栄光

眼の女神
邪眼
第三の眼
理性の眼と虹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

evifrei

10
資料集。眼は古来から特別の力を持ったものと考えられており、邪眼や魔除けなどのシンボルとして使われてきた。本書では南米インディアンやエジプト・メソポタミアなどの神話や片目のオーディン・バジリスク伝説など、広く世界中に散在する眼に関した神話・伝説を扱うが、中心となるのはやはりゴルゴン・メドゥーサ神話だ。個人的には、理性の光のシンボルとしての眼のモチーフにはあまり触れられていなかった点は少し残念でもある。しかし、自分が編集をするとしたら、どういう素材を扱うかを想像するのもこのシリーズの楽しみの一つかも知れない。2020/01/19

Mentyu

3
人間が魔除けの表象として巨大な目玉を使うことは普遍的に見受けられるが、言われてみれば蝶の幼虫や蛾をはじめとした野生動物も大きな目玉模様で周囲を威嚇するのである。目玉は動物が初期に獲得した器官とも聞くし、ギョロッと見つめられてバクっとされるかもしれないという根源的な恐怖心が、あらゆる動物種に染み付いているのかもしれない。2024/04/26

ろばみみ

0
一つ目も三つ目も常人ならざる力のシンボルであって、逆説的にその力を手に入れようと人間は様々にそのイメージを用いてきた……絵や仮面や神話において。そして足りなかったり余分なプラマイ1の眼とはつまり太陽であるのかもしれない。瞼のない瞳、どこにいても存在を無視できない大いなる光の源として。2021/10/14

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