祟拝からレイプヘ―映画の女性史

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祟拝からレイプヘ―映画の女性史

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  • サイズ B6判/ページ数 502p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784582282252
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

男の優越性を堅持するために女を祭壇に祭り上げたハリウッド映画界。この陰謀に女たちはどう取り込まれ、そしていかに立ち向かったか。映画評論史上画期的な女性の視点から考察したハリウッド映画史。

目次

大いなる嘘
20年代―“進歩”の時代
30年代―対等と信頼の時代
女性映画
40年代―疑惑と裏切りの時代
50年代―抑圧の時代
ヨーロッパ映画
60年代―“解放”の時代
1974~87―両義性の時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちり

2
“構造的不平等の基盤が個々の性に固有の特質ではなく、男性も女性も含めた性そのものの評価にあるのだということを見落としている。〝女性的特質〟優しさ、感じやすさ、受動性ーがポスト・ブランドのヒーローや、カウンターカルチャーのロック/反戦の美学において賞賛されたとき、それに呼応して女性の地位が向上することはなかった”2019/04/11

Gen Kato

0
再読。以前読んだ時より映画もたくさん観てきたので、さらにおもしろく読めた。個々の映画評についてはあまり共感できないところも多いのだけれど、ハリウッドにおける女性の「描かれ方の変遷」は興味の尽きないテーマです。実際、30~40年代のハリウッド映画を観ていていちばん感心するのは、多くのヒロインが働き自立していること。現代日本の女たちと変わらない悩みを抱えていたりもします。最上のゴールが結婚、という社会的固定観念も含めて…(苦笑するしかないですが)2016/07/18

rui_hua_

0
例は豊富だが、節に分かれてなくて読みづらい。スター性についての記述も多めなので、気になる役者や監督、作品があるときに、索引を使って該当ページを参照するというのが使いやすそう。2024/02/21

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