内容説明
12世紀、禁欲と清貧を旨とし、祈りと労働の営みを目指して、森の奥深くに粗い石の聖堂を築いたシトー会修道士。厳格な構成美と精神性に富んだその建築は、現代建築に大きな影響を与えている。写真家は聖堂に注ぐ光とともに、沈黙の時間まで写し撮った。
目次
セナンク修道院教会堂外壁
ル・トロネ修道院ヴェランダより見た外観
ル・トロネ教会堂入口、南側廊
シルヴァカンヌ修道院身廊
シルヴァカンヌ身廊と袖廊(翼廊、トランセプト)の交差部
シルヴァカンヌ天井のアーチ
フォントネ修道院身廊
シルヴァカンヌ身廊と袖廊の交差部、付柱
セナンク集会室のヴォールト
ル・トロネアプシス(祭室)〔ほか〕
著者等紹介
六田知弘[ムダトモヒロ]
写真家。1956年、奈良県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1986年、ヒマラヤのシェルパの村に暮らし、帰国後、写真展「ひかりの素足―シェルパ」を開催。以後、日本美術、ロマネスクやビザンチンの建築・彫刻・絵画、またアジアの仏教遺跡などを取材、「祈りの空間、祈りのかたち」を世界各地に追い求めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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