石と光―シトーのロマネスク聖堂

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 36cm
  • 商品コード 9784582277920
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

12世紀、禁欲と清貧を旨とし、祈りと労働の営みを目指して、森の奥深くに粗い石の聖堂を築いたシトー会修道士。厳格な構成美と精神性に富んだその建築は、現代建築に大きな影響を与えている。写真家は聖堂に注ぐ光とともに、沈黙の時間まで写し撮った。

目次

セナンク修道院教会堂外壁
ル・トロネ修道院ヴェランダより見た外観
ル・トロネ教会堂入口、南側廊
シルヴァカンヌ修道院身廊
シルヴァカンヌ身廊と袖廊(翼廊、トランセプト)の交差部
シルヴァカンヌ天井のアーチ
フォントネ修道院身廊
シルヴァカンヌ身廊と袖廊の交差部、付柱
セナンク集会室のヴォールト
ル・トロネアプシス(祭室)〔ほか〕

著者等紹介

六田知弘[ムダトモヒロ]
写真家。1956年、奈良県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1986年、ヒマラヤのシェルパの村に暮らし、帰国後、写真展「ひかりの素足―シェルパ」を開催。以後、日本美術、ロマネスクやビザンチンの建築・彫刻・絵画、またアジアの仏教遺跡などを取材、「祈りの空間、祈りのかたち」を世界各地に追い求めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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メルセ・ひすい

3
…南仏プロヴァンス 森の中 ル・トロネ 光の中にわたしは立っていた。小さな隅切りの窓 入る白い光…床 壁 柱にあたり空間を柔らかく満たしていた。キリストも、聖人も、植物の彫刻も、いっさいの装飾が排除された石の空間に、光が粒子の束となって集まり、離れ震えていた。光は、かすかな音をたてながら石の中に浸みこんでいくようだった。寡黙なる石、神の恩寵たる光…。中世ヨーロッパ、シトー会の修道士たちは粗い石を積み、聖なる光のほか一切の装飾を排して聖堂を築いた。厳粛で清らかなロマネスク建築の精華に迫るモノクローム写真集。2012/12/07

えり

0
見続けていたくなる2018/12/01

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