骨董屋という仕事―三五人の目利きたち

骨董屋という仕事―三五人の目利きたち

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582268065
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0070

内容説明

“美を商う人”の喜びと哀しみ。骨董界の徘徊人・青柳恵介が、物に感動することを仕事として選び取った人たちを訪ね、その好きと嫌いの間に何があるのかを探る。

目次

瀬津吉平・東京京橋・吉平美術店―骨董屋さんの「理想」
田島充・東京西麻布・ロンドンギャラリー―骨董遊民のメッセージ
双木紀行・東京南青山・古美術商双木―骨董の連帯
佃達雄・京都・古美術商佃―いきのいい骨董
浦上満・東京日本橋・浦上蒼穹堂―コレクター魂
坂田和実・東京目白・古道具坂田―クリエイティヴな目
後藤恒雄・東京京橋・古美術後藤真趣堂―教えない「教育」
臼井一元・東京南青山・古美術一元堂―目の「運動神経」
小野公子・東京南青山・骨董の店甲斐―「漂流人間」の教え
河瀬洋三・奈良・道具屋河瀬―「奈良にて嵐山の絵などの掛もの嫌ひ」〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

73
35人の骨董屋さんへの丁重な取材で各人の仕事っぷりが伺える。『古道具 坂田』さんの、この仕事を始めるきっかけになったお姉さんの言葉:「ものを作る人は世の中にいっぱいいる。でも作る人ばかりでも仕方がない。どんなものがいいものか、ものを正当に評価し、いいものを大事にする人も世の中に必要なのよ」2017/05/28

スズメ

3
他界した日本画家の祖父が副職として骨董もやっていた関係で、骨董はかなり身近な物でありますが、この世界を生業としていらっしゃる方々の話はとっても奥が深く、「人となり=骨董との向き合い方」は読んでいてとても面白かったです。魅力溢れる35人方々のお話はとても興味深く、趣味が高じて売る側に回った方が、仕事にした途端に骨董との向き合い方が変わった等々、苦労話など交えとても楽しい本でした。2010/03/19

澱粉

1
面白い世界だなー、ってぐいぐい読んだ。「目」って何なんだろう。「古美術は若い人の目で常に洗われることによって、古美術たりえているのではないか」2012/04/14

てつてつ

0
なんとなく掛軸などが好きで手に取った本です。 踏み込むには やっぱり奥が深い世界ですね、魅了される方がいて成り立つので 趣味と公言する一歩手前でいるのが今の自分には良いかと思います。 疑問、骨董が好きと言う方は男性が多いのに、美術展に行くと圧倒的に女性が多数なのはなぜなのでしょう?2012/08/11

13km

0
とっても文化系な世界かと思ってたけど意外に体育会系だったりもして面白い。自分が好きなものだけ集めても売れなきゃ飯が食えないし、かといって売れせんの品ばかり扱うのは数寄者としてあるまじき愚行。どっしりと構えていながら綱渡りのような不思議な世界に思えた。2011/11/14

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