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甦る白瑠璃 コラレン―幻のオールド・ノリタケ

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  • サイズ B5判/ページ数 149p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784582247275
  • NDC分類 751.1
  • Cコード C0072

内容説明

「甦る白瑠璃」―この本のタイトルになった白瑠璃とは、透き通ったガラスのことを指す。我が国最古の美術工芸品の宝庫である正倉院御物にも、イランあたりで製作されたと推測される白瑠璃瓶、白瑠璃碗等が伝世する。本書のテーマであるコラレンとは、白瑠璃すなわち透き通ったガラスをビーズに加工し、磁胎に貼り付ける技法を用いたやきものの技法とその作品である。コラレンは日本の近代輸出磁器として、明治末期に突然現れ、当時アメリカで高い人気を誇った。しかし、アール・デコ、ラスターウェアなどの廉価な大量生産品が出回るにつれ、いつのまにか姿を消していった。本書はコラレン作品を集め、その高い芸術性、技術力の高さに注目し、コラレンの魅力を現代に甦らせた世界初のコラレン作品集である。

目次

春の文様
夏の文様
秋の文様
冬の文様
花の文様
甦る白瑠璃 コラレン―幻のオールド・ノリタケ(明治維新と輸出磁器;名古屋における上絵付作業と貿易商社の隆盛;コラレンのデザイン及びその技法)

著者等紹介

井谷善惠[イタニヨシエ]
1979年関西学院大学文学部卒業。就職、出産、子育てを経て、1998年関西学院大学大学院文学研究科前期課程入学、2000年修了(文学修士)。その後、夫の海外赴任に伴い渡英。2001年ロンドン大学アジア・アフリカ研究所大学院でM.A.(Distinction)取得、オックスフォード大学に移り、2006年同大学オリエント研究所より博士号(Doctor of Philosophy)授与。同年8月帰国。美術史家、多摩大学非常勤講師。専門は近代日本美術史、美術工芸史、特に明治期の輸出陶磁史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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