内容説明
盛期スコラ学の〈大全=スンマ〉のように、盛期ゴシックの大聖堂は、何よりも全体性を目指し、それゆえ、前除と綜合によって一つの完全で最終的な解決に近づいていった。それゆえわれわれは、他の時代において可能なよりもはるかに確信をもって、〈その〉盛期ゴシックの平面とか〈その〉盛期ゴシックの体系のことについて話すことができよう。その像においては盛期ゴシックの大聖堂は、キリスト教の神学的な道徳的な、自然的な、そして歴史的な知識の全体を具現することを求め、その際、それぞれをそれぞれの場所におき、もはやその場所を見いださないものは削除した。
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