アレゴリーとしての文学―バロック期のドイツ

アレゴリーとしての文学―バロック期のドイツ

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  • サイズ A5判/ページ数 589p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582238051
  • NDC分類 940.2
  • Cコード C0098

内容説明

ドイツ・バロック文学を忘却の闇のなかから救出するとともに、バロック独特の表現様式としてのアレゴリーによる言葉の攪乱・無限増殖を通して硬直した現在を揺り動かす。

目次

序 バロック研究の歴史―評価の変遷および「バロック」語義論争
第1章 叙情詩―詩学・言語理論・詩の社会的、神秘的機能(人文主義の伝統;自然神秘主義および汎智論の潮流;カトリック神秘主義の叙情詩―フリードリヒ・シュペー;とだえていない一七世紀叙情詩の伝統的形式)
第2章 バロック劇(バロック演劇の現象学;バロック劇の成立―その歴史的前形態;イギリスの役者たち;イエズス会劇;シュレージエン文芸劇;クリスティアン・ヴァイゼ;喜劇)
第3章 バロック小説(ピカレスク小説もしくは悪漢小説;王侯恋愛小説;牧人小説)
眺望
廃墟的構築としてのアレゴリー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のほほんなかえるさん

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「バロック」とは何か。17世紀ドイツに焦点を当てながら、描き出す世界像。叙事詩、演劇、小説の3つの分野からのアプローチから見えてくるのは「世界は所詮仮のもの」という厭世観。世界のうさんくささを露呈させるモノ、それがバロックという形式なのだと感じた。2011/08/10

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