写真と文学―何がイメージの価値を決めるのか

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写真と文学―何がイメージの価値を決めるのか

  • 塚本 昌則【編】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 平凡社(2013/10発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 377p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582231250
  • NDC分類 740.4
  • Cコード C0072

出版社内容情報

ヴァナキュラーな側面を含め、写真のもつ様々な機能を、主にテクストとの関係性において分析した13の珠篇。バルト、ベンヤミン、ソンタグら定番を超えたイメージ論の新地平。

内容説明

写真論の新地平をひらく十余篇。

目次

1 文学の辺境―写真小説小史(幽霊を知らぬ頃―シャンフルーリ、バルザック;時のゆがみ―ローデンバック、ブルトン、ゼーバルトの写真小説;プルーストと写真―記憶、知覚、人間関係の比喩として;エルヴェ・ギベールと写真;写真への抵抗―フランス現代小説と写真;写真の現場から 写文字の話)
2 シュルレアリスムによる写真の変容(退屈だからこそ感動的な写真と出会うために―ブルトン、バルト、「ヴァナキュラー写真」;革命家たちの凡庸なスナップ写真―シュルレアリスム、写真、オートマティスム;ピエール・モリニエ―シャーマンと自己中心主義;クロード・カーアンのセルフポートレート―小さい写真;写真の現場から ダイヤモンド・ヘッドと水田)
3 写真論からイメージ論へ(透明で不透明な像―ロダン“バルザック記念像”をめぐって;すでになくなっているそれを見送ること―ピエール・マッコルランと写真;アンリ・カルティエ=ブレッソン、アメリカ、一九四七年;サルトルのイマージュ論―不在の写真をめぐって;『喪の日記』から『明るい部屋』へ―《温室の写真》をめぐるフィクション)
跋 写真の何が変わったのか

著者等紹介

塚本昌則[ツカモトマサノリ]
1959年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退/パリ第12大学文学部博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。ヴァレリー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

14
本書を読んでいる間、毎日発見があるくらい面白い論文集だった。中でも一番の発見は、バルトの『明るい部屋』で最も重要な役割を持つ「温室の写真」の描写に虚構の部分があり、掲載することはできないと述べながら「一族」という別の写真を装って掲載していたという、最近の研究で分かった事実だった。その他にも『明るい部屋』にはフィクションがちりばめられているという。自らの研究自体だけでなく自らの研究者という立場も巧妙に利用した『明るい部屋』は、バルトが自分自身を犯人として示唆したダイイングメッセージのようにも思えてくる。2016/03/03

きつね

11
カルティエ=ブレッソンの言動が面白すぎて論考そのものよりも印象に残ってしまっているwコンパクトにまとまった論考が並ぶ。気になる章だけつまみ読みでいいと思うが、序文が秀逸。とりわけ最後の二篇、サルトル論(イメージ論における写真の不在、写真による不在を論じた論考)とバルト論(『明るい写真』の生成研究にめくばりしたもの)がとても読み応えがあった。2013/11/15

子音はC 母音はA

2
20世紀のフランス文学と写真との関係を主眼に研究者たちが綴った多種多様な論考集。シュルレアリスムに関しての論考が3分の1占める。文学研究とイメージ研究の挟目で各研究者が問題を捉える。何故、とりわけフランス文学が写真を取り込み語るようになったのが気になる。あとがきにも書いてああるが、2010年に開かれた(20世紀フランス文学と写真)という研究会が此の著作の基となっており、まだ研究の時間が浅いようなので今後の展望に期待したいところである。2014/06/23

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