出版社内容情報
2013年、生誕100年を迎える植田正治。山陰を舞台に活躍した世界的写真家の愛娘??カコちゃん?≠ェ、モデルとなった家族や自身のこと、日々の暮らし、撮影の秘密を伝える。
内容説明
弓ヶ浜、植田家の食卓、夏まつり、母のこと、終戦の日、風船ガム、とんどさん、犬たち、ファッション道楽、リハビリetc.―愛娘カコちゃんが、父・植田正治の日々の暮らし、撮影の秘密をはじめて明かす。1930‐50年代撮影の未発表写真21点+代表作26点を収録。
目次
カコちゃんが選んだ植田正治の秘蔵写真
弓ヶ浜
わたしの家族
植田家の食卓
お抹茶
母のこと
夏まつり
充のお坊さん
とんどさん
父の生いたち〔ほか〕
著者等紹介
増谷和子[マスタニカズコ]
写真家・植田正治の長女として、1938(昭和13)年、鳥取県西伯郡境町(現・境港市)に生まれる。62年、増谷牧夫氏と結婚、一男一女をもうける。95年、故郷・境港に戻る。正治の晩年、ともに暮らし、身のまわりの世話から運転手、撮影助手までつとめた。植田正治事務所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
45
図書館本。はて、植田正治の写真との初遭遇は、いつどこで。30年ほど前、二度目の札幌勤務の頃かもしれない。休日など時間があればスポーツ(野球・プロレスなど)観戦、コンサート、映画館などに出掛けていたのだが、いつしか美術館や絵画展・写真展などにも足繁く通い始めた頃。懐かしい風景のようで、斬新。他に類を見ない“植田調”の数々に衝撃を受けた。以来、書店で見かけるとそく購入(しかし、その写真集のすべてがダンボール箱に収納されたまま。未だ救出の目途は立たない)。日々の生活、そして作品の背景が分かって更に好きになった。2021/05/20
tom
12
たぶん再読本。植田正治の娘が書いた「植田正治の生活ぶり」という本。写真を作ることが大好きで楽しくてという生活ぶりがあふれていて、なかなか楽しく読みました。2016/08/31
オジミン
5
写真家植田正治のお嬢さん「カコちゃん」が綴る父の写真家一代記。胸がきゅんとなるような鳥取砂丘の家族の肖像に憧憬を覚えた人なら、ぜひ読んでほしい一冊。写真への愛情と家族への愛情が混ざりあった、ハイカラなおとうちゃんの姿は、笑いとすこしの哀しさであふれます。カメラを愛し、郷土を大切にした植田正治の姿はカメラマンではなく、あえて写真家とよびたくなります。未公開写真も掲載されており、作品集の一つとして買うのもありです。2013/03/09
オサム兄ぃ
4
鳥取県は境港市で生涯を送った写真家の評伝。郷里の砂丘に家族を配した演出写真が有名で大好きな作家だ。晩年に福山雅治のCDジャケットを撮影して、彼の写真の師匠であったというと「ああ」と思う方もいるかも知れない。 失礼ながら山陰の小さな町からどうしてあんなにモダンで、夢に溢れた作品が生み出されたのかがとても不思議だったのだが、本書を読んで納得した。著者は植田正治の娘で《パパとママとコドモたち》《カコとミミ》など重要な作品のモデルでもある。なので、家族しか知りえないエピソードが満載の心温まる素敵な本であった。2014/01/18
おーくら
3
ジャンプするぼく、パパとママとこどもたち、カコが好き。写真がもっと掲載されていたらよかったな。写真するって言葉も好き。2017/03/22
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