内容説明
なぜ西洋音楽史は、19世紀のドイツ音楽、しかも器楽曲を中心に、とりわけシンフォニーを頂点として、描かれてきたのだろうか?西洋音楽史記述そのものへの脱構築を迫る新しい音楽文化史論。
目次
「シンフォニー文化」
第1部 一八世紀のシンフォニー(シンフォニーの起源;シンフォニアの流出;シンフォニアの隆盛―ドイツ;ヴィーン ほか)
第2部 一九世紀のシンフォニー その1(シンフォニーの転換とシンフォニー意識;シンフォニーの美学とナショナリズム;ベートーヴェンのシンフォニー;ドイツ・シンフォニーの時代の到来 ほか)
著者等紹介
大崎滋生[オオサキシゲミ]
1948年生まれ。桐朋学園大学音楽学部教授
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