内容説明
身体という小宇宙へ。美術と博物が融合した本物のミュージアム。
目次
論考(科学と芸術が出会う場としての身体;ウエルカム・コレクションの医学と芸術;レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図における実証(デモンストレーション)の芸術と科学
身体という「驚異の部屋」
共通の利害
生命(いのち)は分けてもわからない)
カタログ(身体の発見;病と死との戦い;永遠の生と愛に向かって)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
66
原田マハ「現代アートをたのしむ」で、デミアン・ハーストに興味がわき、色々調べていたら、この本にたどり着いた。2009年に開かれた展示会の図録。前半は解説がたっぷりで、人間の身体から発して、医学と芸術が生まれてきたことが語られる。残念ながら展示会には行けてないが、古今東西のいわゆる芸術作品と医学的器具類や図版が混在し、人間の存在に迫ってくる。コロナ禍の今ほど医学の現場が毎日のようにマスコミに登場したことはないのではないだろうか。そんな今だからこそ、人間の身体を見つめ直すいい機会なのかもしれないと思った。2020/09/03
小鈴
5
今週末に終わる森美術館の企画展。行きたい、行きたいと思いながら、なかなか行けずテンションをあげるために本を立読み(笑)。16、17世紀の解剖図は生で見ておきたいな。行けるか!?私!?2010/02/24
リンゴ姫
2
医療器具とか実験器具、薬品、標本に模型。それ好きにはたまらない一冊。デミアンハーストが好き。欲しい本。2010/07/25
J_L_B_459
2
展示見た後、衝動買い。スケッチから巨大なオブジェにいたるまで、印象に残る展示の数々を一冊に収めた驚異の本。マーティン・ケンプによる、ダビンチの「実証(デモンストレーション)」についての論考が簡潔にまとまっていて良い。2010/02/12
なかつ
2
生物学科兼芸術マニアにはたまらん!2010/01/03