出版社内容情報
人々の営みのなかで生み出された「かたち」をめぐり3日間にわたり開催されたシンポジウムの記録
内容説明
「かたち」は何を語るのか?人々の営みのなかで生み出された「かたち」をめぐって、3日間にわたって開催されたシンポジウムの記録。
目次
1 群れとしての「かたち」(セッション趣旨説明―近世日本絵画の人物表現の細部に着目して;先史時代からみた「かたち」の概念―土偶や縄文時代の遺物の観察を通して;「くり返す」ということ―音楽の「かたち」と変化する伝承 ほか)
2 個としての「かたち」(セッション趣旨説明―狩野芳崖、晩年の山水画から;美麗の術―国宝千手観音像の場合;「かたち」への挑戦―岡田三郎助と藤田嗣治 ほか)
3 「かたち」を支えるもの(セッション趣旨説明―雪舟の「慧可断臂図」を例に;八幡縁起絵巻のローカリゼーション;器―社会的形態、文明の記憶 ほか)