内容説明
本書は、遺跡・埋蔵文化財の保存についての唯一の事典である。日本の考古学的遺跡と遺跡をめぐる問題、遺跡の発掘調査から遺跡展示や報告書へのプロセス、開発による遺跡破壊と現状、保存されている史跡・遺跡の探訪ガイド、市民による文化財保存運動の手引き、歴史的文化遺産の残し方、残した文化遺産の普及・利用への手引き、また保存理念と文化財保存運動の基本的な考え方、文化財保護法や文化財保存運動史略年表、文化財保存団体と学会一覧、参考図書一覧などを収録している。
目次
第1部 遺跡保存とは何か(遺跡と保存;遺跡と調査;遺跡破壊と現状 ほか)
第2部 遺跡保存70選(日本の遺跡保存70選地図;静川遺跡(北海道)
三内丸山遺跡(青森県) ほか)
第3部 資料編(埋蔵文化財発掘届推移図;文化財保護法(抄)
おもな文化財保存団体と学会一覧 ほか)