感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
TORUMA
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この本の意味するパターンとは、「1.ベクトルの和と差」「2.ベクトルの実数倍」…のような、単なる章立て項目のことである。誰もが”パターン”という言葉から期待する内容は、問題を発想あるいは解法から整理・分類し、通常の教科書体系より高い見通しを与えてくれる… というところであろうが、そんな要素は全く無く、単なる傍用型問題集でしかない。万人を誤解させるタイトルをつけて数学に悩む受験生を誘き寄せようとする著者と出版社の姿勢は極めて不誠実であるといえよう。間違ってもオークションなどで高値で買ったりしないように。




