出版社内容情報
ひまをもてあます世界一の大泥棒の前に、貧しい村の少女ミラがあらわれた。
「わたしのむらの びんぼうも ぬすめる?」
「あさめしまえの こんこんちきだ!」
世界一の大泥棒は、ミラの村から貧乏をぬすめるのかな。
内容説明
ねえおおどろぼうさんわたしのむらのびんぼうもぬすめる?
著者等紹介
みきつきみ[ミキツキミ]
神奈川県生まれ。SDGsプロジェクトデザイナーとして、案件がジャパンSDGsアワードSDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞、SDGsクリエイティブアワードゴールド賞、コピーライター、クリエイティブディレクターとして、ギャラクシー賞CM部門、消費者のためになった広告コンクール、日本産業総合広告展など多数受賞
菅野由貴子[カンノユキコ]
神奈川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
21
〝 「ああ、ひまだあ。つまらん、たいくつだあ❢ もう、この世の中に、俺さまが盗めるものは、なにもないのか…」 今を持て余していた “世界一の大泥棒” の前に、世界一貧乏な村に住む、少女ミラがやって来た「ねえ、オジサンは、わたしの村の貧乏 も盗める?」世界一の大泥棒は「貧乏を盗むなんて、朝飯前の こんこんちきだ❢」…。貧乏村の人たちは、大泥棒の知恵と細工で大金持ちになると、働かなくなってしまった…〟少女ミラに煽てられながらも、次々と対策を講じる大泥棒は、人々の心を豊かにしてゆく爽快なサクセス・スト-リ-。2025/07/06
jenny
6
1050冊 面白いと聞いて。深い…深いぞ…オチの言葉がやさしいね。8歳はふむふむ読んでいた。#4歳 #8歳 #10歳 #読書 #絵本 #児童書2025/05/04
志
4
何でも盗めると豪語する大泥棒に、女の子が語りかける。「わたしのむらのびんぼう」を盗んで、と。大泥棒は、貧乏を盗むためにしてくれることがおもしろい。一度ではうまくいかず、いろいろ試してくれるのも良い。そんなものどうやって盗めるの?というものも華麗に盗んでいく。2025/05/17
nago
4
なんでも盗むおおどろぼうと、かしこいおんなのこのやりとりで、地域が変わっていくのがステキ。お話はキレイにまとまっています。2025/02/08
たくさん
4
とても思想が強いけれど、わかりやすく世の中を考えてみようという優しさあふれる本でした。盗むというのは物理的なものというのが当然ですが、盗むということは誰でも知っている行為でそれを概念に当てはめて世の中を良くしたいという気持ちがよくわかる本です。 2025/02/01
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