内容説明
飼育ボトルの中にいるぼくのカブトムシ。名前は、みつき二号。やっとさなぎになった、と思ったら、角が曲がっていた。「こいつ、これじゃカブトになれないよ。」友だちの勇馬くんがいった。パパやお姉ちゃんといっしょに育てたカブトムシだもの、みつき二号はきっとカブトムシになれるよ!小学中級から。
著者等紹介
麦野圭[ムギノケイ]
神奈川県生まれ。日本児童文学者協会会員。児童文学同人誌「ばやし」同人。著書に『じったんのオムライス』(くもん出版/ペンネーム・大久保美行)、『ユンボのいる朝』(文溪堂)、『つなげ!アヒルのバトン』(文研出版)、『ちょいこわ ちょびっとこわーいはなし7きょうふのおそうじロボット』(岩崎書店)がある。第17回北日本児童文学賞優秀賞受賞。第18回北日本児童文学賞優秀賞受賞
高山ケンタ[タカヤマケンタ]
1968年愛媛県生まれ。広告代理店にてグラフィックデザイナーとして勤務した後、フリーランスのイラストレーター、画家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ねこ
7
カブトムシを育てる物語。読んだら、子どもは間違いなく、わたしも育てるー、だな。角が曲がって生まれたみつき二号、主人公のみつきは心配こそすれ、応援する。それはぼくのカブトムシだから。「ぼくの」がミソ。この気持ちは、だれにでも伝わるよね。やさしい物語でした。脇役もかたい。2023/04/30
白雪ちょこ
4
カブトムシを育てる話。 絵も、ヘタウマな感じがあって可愛いらしい 。 カブトムシの生態や、成長記録についても詳しく書かれているため、よくわかり学べる。カブトムシ だけではなく、内気な性格である主人公の、少しずつ変わっていく成長記録にもなっているため、最後まで心温まるいい物語。2024/06/13