出版社内容情報
洋服などの手直し=ダーニングに出会った乙葉の前に、町の危機を伝える山の精があらわれた。タイムリミットは今夜中。町を守るため、乙葉は針と糸を手に持ち飛びだした!
内容説明
洋服などの手直し=ダーニングに出会った乙葉の前に、町の危機を伝える山の精があらわれた。タイムリミットは今夜中。町を守るため、乙葉は針と糸を手に持ちとびだした!小学中級から。
著者等紹介
〓森美由紀[タカモリミユキ]
青森県に生まれる。地元で勤務しながら創作活動に励む。第15回ちゅうでん児童文学賞にて大賞、第44回児童文芸新人賞を受賞
岩崎美奈子[イワサキミナコ]
新潟県に生まれる。イラストレーター。ゲーム会社に勤務後、フリーランスとして独立。児童書やライトノベルのイラスト、ゲームのキャラクターデザインなどを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
13
口の悪い同級生の祖父の家は、服などのお直しをするダーニングのお店をしていた。そこには不思議な客も訪れて…。可愛いお客さん。山の危機にも頼られ、意外にもファンタジーでした。途絶えることのなかった、歴史のあるお店だったんだね。ものを大事にする事と、人の努力や苦しみを気遣う事は繋がっているのかも。子供の成長や、自然の脅威など、色々ぎゅぎゅっと詰め込まれた作品で、面白かったです。2025/03/13
tawasimusi
2
うちの子が夏休みに買ったのに読まずじまいでほったらかされてたので、代わりに読んでみた。小学生の向けの読み物にしては、出版歴が浅い。2023年初版。時代は令和だけども、ダーニングと横文字にしてるが、お直し屋のちょっと不思議な物語ってところか。妖精や、喋る動物たち、山の生き物と人間がいっしょにダーニングを中心にあなたの街を守る物語り。ほろり、なける少年のつらい過去も急に出てきたり。むだを削ぎ落として123頁にするにはこれくらい淡白じゃないと無理なのか。エピローグでまた事件の予感?な感じでしたがオチがわからん…2024/09/25
やなせトモロヲ
2
図書本。児童書をいろいろ読んだが、お直しを題材にしているのはなかなかないなぁ。2024/08/02
Nori
2
ほつれてしまった衣服を直すダーニングに出会った少女の物語。そして、少女が住む町には危機が迫っていて。読みながら前にお気に入りのスーツをやらかしてダーニングしてもらったことを思い出した。衣服もだけど、時間をかけながら自分の持ち物を大切に育てていくことがとても好きです。2023/06/18
ゆうぴょん
1
小6娘。破れてしまったお洋服を捨てようとする主人公に対し、お直しするダーニングに出合う(リメイクではないのか?)ものを大切にすることの大切さもだけど、実はこれファンタジーも入っているということでエピローグを読むとこれはまだ続くのか?2023/07/09