出版社内容情報
大好きなおばあちゃんと、少しの間いっしょに暮らすことになったはなちゃん。優しいおばあちゃんと過ごす時間はとても楽しかったけれど、いつもと違う生活にだんだんもやもやがたまってきて…。「おばあちゃんなんて、きらい!」と言ってしまったはなちゃんは、「ごめんね」が言えるのでしょうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
83
児童書。低学年から▽しばらくの間、はなちゃんの家におばあちゃんが泊まることになった。はなちゃんはおばあちゃんが大好き。おばあちゃんは優しいけれどもちょっとだけ口うるさくて「宿題しなさい」とか「歯磨きしなさい」と細かい。友達が来た時「ちゃんと挨拶しなさい」と言ったので、友達は怒られた気持ちでもう遊びに来ないという。とうとう「おばあちゃんなんか嫌い」というとおばあちゃんは落ち込んでしまった。自宅に帰ったおばあちゃんは倒れて入院した。はなちゃんは素直になれずお見舞いにいけない▽勇気をだして。2023年刊2024/08/07
あっか
49
2024年読書感想文小学生低学年の部課題本。る、涙腺が〜!涙 うんうん、大人の『正しい』はうるさいよねえ。おばあちゃんの愛情、そしてそれをしっかり受け取っているはなちゃんにうるうるしました。これはめちゃくちゃ読書感想文向き!!!2024/06/26
Totsuka Yoshihide
45
ささきみお作・絵(2023)、『ごめんね でてこい』、文研出版。2024年青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年部門作品。大好きなのに、「きらい」って言ってしまって、謝りたいのに、「ごめん」が出てこない。子どもの心理や葛藤が表現されていました。お見舞いの場面で、繰り返されるおばあちゃんの「だめ。」に胸が熱くなりました。2025/03/30
chiaki
36
2024年低学年夏の課題図書。はなちゃんの溜まりにたまった言えないモヤモヤ、そしてふとしたときに爆発してしまったこと。思ってもいないことをつい口にしてしまって傷付けてしまったこと。言わないといけない言葉が、分かっていても言えないこと…。はなちゃんの全部が、自分の親との距離感に悩んでる今、不覚にも刺さりすぎて泣いてしまいました…。じぃじばぁばっ子の娘たちにも是非読んでもらいたい〰️。一針一針、想いを込めて縫われた巾着を思い出すだけでもうダメです。2024/07/13
こふみ
28
2024年度低学年課題図書。とても優しいお話。色々考えてしまい、「ごめんね」が言えなくて、心が塞いでしまう気持ちがとてもよく伝わってきます。2024/09/12
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