著者等紹介
松田もとこ[マツダモトコ]
1948年、広島県生まれ。「まつたけ文庫」を運営。『おばあちゃんがいるといいのにな』(ポプラ社)で、日本絵本賞、けんぶち絵本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
43
しみじみと優しいお話。女の子の一番の友達はおばあちゃん。おばあちゃんは、今でも亡くなったおじいちゃんの思い出を大切にしています。でもある日、おばあちゃんは……。おばあちゃんのひみつのおまけは何だったのかな。2025/05/22
ぶんこ
37
西の山が桃色に染まるの桃色が素晴らしい。一緒に散歩したのは良い思い出になっていると感じました。おじいちゃんとの思い出話をするおばあちゃん。仲良し夫婦だったのですね。おじいちゃんの部屋にいることが多くなったおばあちゃん。「この部屋には、秘密のおまけがある」「ある日突然、見つかることがある」と、言います。「そっと嬉しいおまけだって」おじいちゃんは秘密のおまけが好きだってようです。そんな楽しい日々から、おばあちゃんが外出しなくなり「生きるの飽きたー」私の母も最晩年言ってました。これは子どもや孫にはショック。2025/05/28
ヒラP@ehon.gohon
21
偶然にみつかるおじいちゃんの思い出を、おばあちゃんと一緒に探した日々が、女の子にとっては大切な思い出なのです。 そしておばあちゃんもなくなって、女の子はおばあちゃんと一緒に歩いた場所を歩いて、おばあちゃんを思い出す何かを見つけるのです。 ひみつのおまけっていい言葉だなぁと感じました。2023/12/10
ひめぴょん
18
原画展に行く前にと思って図書館で借りてみました。前作がおじいちゃんとの話。そして、おじいちゃんがなくなった後のおばあちゃんとの話。そのおばあちゃんも亡くなる。静かな死。 おばあちゃんといっしょにおじいちゃんを思い出すきっかけになる「ひみつのおまけ」。見つけるとうれしくなる「ひみつのおまけ」。普段は意識しないけど、ちょっとした思い出の品とかからいろいろ思い出します。「もの」には物語が付随していて、ふとしたときにその物語を思い出す。思い出に浸りすぎるのはあまり良いとは思いませんが、たまに過去を振り返る時間があ2023/06/24
anne@灯れ松明の火
16
遠い方の新着棚で。おばあちゃんが一番の仲良しで、いつも一緒だった「わたし」。おじいちゃんの部屋には、ある日突然見つかる、”ひみつのおまけ”があると、おばあちゃんが言う。何が見つかるのだろう。祖母と孫の温かい絆にほっこり。絵は菅野由貴子さん。他の方の感想で、「おまけのじかんだね」の姉妹作とわかった。2023/07/07