出版社内容情報
ゆらゆらゆらーり。ゆらゆらり。気の向くままにひとりで生きていた「おいら」が、ある日突然「とうちゃん」と呼ばれる!くっついてきたちびすけはどうやら生まれたばかり。「ボクととうちゃん、そっくりだよ!」というけれど、ほんとうかなあ。でもだれかに頼りにされるのは悪くない。ちび!いっぱい食べて大きくなれよ!そしたらちびは、どんどん、どんどん、大きくなって…?!
著者等紹介
タカタカヲリ[タカタカヲリ]
大阪生まれ。武蔵野美術短期大学生活デザイン学科卒業。イラストレーター、絵本作家。日本児童出版美術家連盟会員。受賞歴に2004年ピンポイント絵本コンテスト優秀賞、2018年絵本塾カレッジ主催創作絵本コンクール優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケ・セラ・セラ
23
こんなに懐かれたら可愛くて情がうつっちゃいますよね。父性に目覚めたタコさん。似てるけど、そっくりだけど、でも、違うんだよね。ちびはどんどんどんどん大きくなって…。大きくなってもちびはちび、そしておいらはちびのとうちゃん。くー、泣ける話だ。2023/07/20
anne@灯れ松明の火
20
何のご紹介か忘れたが、前から読みたい本に入れていた本に、テーマコーナーで出会った。タコの親子の話と思っていたが、「おいらは きらくな ひとりもん」と始まり、おや? 父ちゃんだと思い込んだ「ちび」が勝手に懐いて来たのだ。よく見れば、形が違うし、足の数も違う(笑) 最初はうっとうしく思うが、懐かれまくれば、ほだされる。いつしか、すっかり親子気分♪ そして……。ちびの正体、見当が付いたと思っていたら、想像を超えてきた! 絵もかわいらしく、カラフルで、楽しい絵本♪ 海の生き物だから、夏のおはなし会がオススメ♪ 2024/04/26
ヒラP@ehon.gohon
16
足が10本ということは…、 ちびの正体が何となく想像できていたのですが、とんでもない生き物で仰天しました。 ユーモラスな絵で楽しさも倍増して来ました。 お父さんがちびすけに見えて来る対比がたまりません。 子どもたちも喜んでくれそうです。2023/10/05
ふじ
10
近年出版のおすすめブックリストから。好き。1人もんのタコのところに「とうちゃん!」とやってきたのはみなしごのイカ。タコを「とうちゃんだよ」と紹介してくれたウニの言い方も優しくて心あたたまる。物語も盛り上がりが2回あって飽きさせない。ハッキリした絵なので読み聞かせにも。2024/07/17
ヒラP@ehon.gohon
10
C事業所で読み聞かせしました。2023/09/26