出版社内容情報
山口 理[ヤマグチサトシ]
著・文・その他
十々夜[トトヤ]
イラスト
内容説明
夏休みの宿泊登山は、楽しい思い出になるはずだった。「行かなくていい。こら、もどってこい、瞬君!」トレッキングの途中、岳ちゃんの声は聞こえていたけれど、おれは足を止めなかった。具合が悪くなった友達のために、この先のコースを確認するんだ。知らず知らずおれは、安っぽいヒロイズムに酔っていた。それがおれの大きな誤算だったんだ…。
著者等紹介
山口理[ヤマグチサトシ]
東京都に生まれる。28年間の教師生活を経て、執筆に専念。自転車で日本縦断し、富士山頂を走り回り、また時には徒歩で利根川の河口から源流まで歩き通すなど、腰の落ち着かない作家である。ただし最近は、寄る年波のせいか、車を使って愛犬とふたり(?)で日本一周の旅をするという、軟弱者に成り下がった。登山も常に単独行動で、あまり名の知られていない山や、登山者の少ない山を選んで登る、といった偏屈な一面がある。(プチ遭難の経験あり)
十々夜[トトヤ]
京都府出身。登山はしないが歩くのは好きで、東海道五十三次を全行程歩いた経験あり。でもスポーツ(特に球技)は苦手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 修羅の系譜 徳間文庫