出版社内容情報
しおりは運動が苦手。でも、歌が得意でした。ところが、きょうの音楽の時間は、声がうらがえったり、音がはずれたりしてしまいました。「もしかしたら昨日キツネの木で、お姉さんにもらった光る葉っぱのせいかもしれない。あれは……、オンチの葉っぱ?」しおりから、オンチの葉っぱを手にした子どもたちが、つぎつぎといろんなオンチになっていきます。みんなのオンチはなおるのでしょうか?
内容説明
しおりは、うんどうがにがて。でも、歌がとくいです。ところが、きょうの音楽の時間は、声がうらがえったり、音がはずれたりしてしまいました。あ…、オンチの葉っぱ?きのう、キツネの木で、お姉さんにもらった光る葉っぱのせいかもしれない。オンチの葉っぱを手にした子どもたちが、つぎつぎといろんなオンチになっていきます。オンチはなおるのでしょうか?しおりたちは、どうする?小学1年生以上。
著者等紹介
おおぎやなぎちか[オオギヤナギチカ]
秋田県生まれ。日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」会員。『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)で第45回児童文芸新人賞、『オオカミのお札(1)~(3)』で第42回児童文芸家協会賞受賞
つじむらあゆこ[ツジムラアユコ]
香川県生まれ。武蔵野美術大学卒業。こどもの本の仕事を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
16
歌の得意なしおりでしたが、急に音痴になってしまって…。原因はオンチの葉っぱ? 悪気なく、人の苦手を笑っちゃって、それが自分に返ってきたら…。結構、辛い状況なのですが、大切なことに気づき、友人たちと解決していくので、ホッとしました。絵が可愛く、秋の狐ファンタジー大好きです。2022/11/17
のり
12
歌の練習をしていた女の子(きつね)の歌声を笑ったこで、オンチの葉っぱを渡され、そのせいで得意だったことが「オンチ」に。 自分ができることを人ができなくてもいいんだよ。優しい物語。低学年からの読み物。2022/03/12
yumicomachi
4
キツネの女の子が練習する歌を、歌が得意なしおりは「オンチ」と言ってキツネのお姉さんの怒りをかい、オンチになる葉っぱを渡される。しおりはそれをまこちゃんへ、まこちゃんはしんくんへ、しんくんはけんたくんへ……。葉っぱを手にした子どもたちは、次々に得意だったことが苦手(オンチ)になってしまう。さて、どうしたらよいものか……。誰にでも得意不得意がある、ということをやさしく肯定する物語。ファンタジックな設定も突飛な感じがせず、日常とやわらかに馴染んでいる。つじむらあやこによる絵も温かく可愛らしい。2022年1月刊。2022/02/08
tomo
1
走るのがおんちになったらいやだとおもいます2022/12/01