出版社内容情報
れなは、小学1年生の女の子。小学校の飼育小屋にいるウサギのチュロに会いたいと思っている。でも、飼育小屋にいる6年生のお兄さんが、こわくて、会いに行けない。いつも怒鳴ったり、怒っているようだ。
同じクラスのたけちゃんは、優しいお兄さんだっていうし、ママも友だちになれるといいねっていうけど、絶対に無理。
飼育小屋に行くと、お兄さんは、とても臭いのにウンチの掃除をしていた。たけちゃんのいうとおり、いいお兄さんなのかな。
お兄さんと仲良くなれるかな。
内容説明
ウサギのチュロにあいたいなあ。でも、しいくがかりのおにいさんがこわいんだもん。たけちゃんはやさしいおにいさんだっていうし、ママも、ともだちになれるといいねっていうけど、いつもどなったり、おこったりしてるんだよ。だから、むりむり、ぜーったいにむり!小学1年生から。
著者等紹介
今井福子[イマイフクコ]
東京・浅草に生まれ浅草で育つ。長崎源之助氏、後藤竜二氏に師事。日本児童文学者協会会員
いつか[イツカ]
フリーのイラストレーター。書籍の装画、挿絵、キャラクターデザイン、漫画制作などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほんわか・かめ
12
6年生の飼育委員のお兄さんは怖い。いつも怒ってる。でもそれは動物を大切に思うからこそ、いい加減な接し方をしてくる人に厳しくなる。動物に対して慈しみの愛情を持っている、そういう面を知ったら頼もしく感じちゃうよね。低学年〜 〈2022/文研出版〉2023/10/10
sazen
4
📌名古屋市推薦図書。全体的にバランスの取れている、読みやすい印象。イラストが可愛すぎず、シンプル過ぎず、ちょうどいい。かわいいうさぎを介した展開というのが、低学年にも受け入れやすい。これを読んで高学年と交流したいと憧れる子も出てくるのなら、とても良い作品だと思う。2023/07/15
黎
3
絵がめちゃくちゃかわいくて、図書館で本を整理する度に読みたい!と思っていた本。念願叶って読めた。うさぎのチュロを想って、こわいお兄さんと女の子のお話。児童書なので当然ひらがなパレードですが、大人でも読みやすくて絵も相まってかわいい話になっている。女の子が「れなちゃん」ですごく親近感があった。小さい頃、自分と同じ名前や友達と同じ名前の子が出てくるとうれしかったなあ、と思った。すごいかわいい本だったので、手元にほしいくらい。2022/08/28
vodka
2
イラストレーターいつかさんの絵がとってもかわいい幼年童話。字も大きくて、低学年の読みなれていない子でもいけそう。2023/07/12
みうら
1
動物好きの一年生の女の子が飼育小屋の6年生のお兄さんと仲良くなる話。とても絵が可愛い。下級生に怒ったり注意したりするお兄さんが怖くて仕方なかった女の子だったが、それには理由があり、動物が好きなとても優しい男の子だと気付く。登場人物がみんな素直で優しい。2023/04/01