出版社内容情報
学校で新しい漢字を覚える。友だちと遊ぶ。本を読んで感動する。こうしたわたしたちの生活における行動や心は、すべて頭の中にある脳によって生みだされています。
近年、脳の研究が進んでわかったことがふえてきました。しかし、それでもいまだなぞの多い器官です。
この本では、脳のしくみと基本的な働きを解説しつつ、未解明なことや最先端の研究についても紹介しています。
1巻では、「見る(視覚)」「においを感じる(嗅覚)」「味を感じる(味覚)」「聞く(聴覚)」「ふれる(触覚)」といった五感と、「動く、走る」といった運動にかかわる脳のはたらきを紹介します。
【主な特徴】
①章の導入は、身近な現象の疑問をマンガで展開し、興味づけを行い、なぜそうなっているのか、脳のしくみとはたらきを分かりやすく、図やイラストを用いて、解説しました。
②「○○のおもしろ情報館」では、その章で学んだ、面白い情報やおどろきの情報を紹介します。
③「ほかの生きものとくらべてみよう!」では、色々な生きものの情報を紹介し、学んだしくみやはたらきを比較できます。
④「チャレンジ」コーナーでは、実際に体験できるふしぎな現象を紹介しています。
⑤「すごいぞ!研究員さん」では、理化学研究所で進められている最先端の研究内容を、分かりやすく紹介しました。将来の研究員を育てる、キャリア教育につながります。
内容説明
映画を見たり、音楽を聞いたり、花のにおいをかいだり、食べものを味わったり、あくしゅをして相手の体温を感じたり、走ったりとんだり…。こうしたなにげない感覚や運動はすべて、脳があるからできることです。脳がどうやって五感や運動をコントロールしているのか、脳をつくる神経細胞たちの世界を探検しながら脳のしくみを学びましょう。
目次
1章 ミールタウンのひみつ―なぜ3D映像は立体的に見えるの?
2章 カオールタウンのひみつ―どうしてにおいがわかるの?
3章 アジータウンのひみつ―食べものの好ききらいはなぜおこる?
4章 キコエールタウンのひみつ―音が聞こえる方向はどうしてわかるの?
5章 カンジールタウンのひみつ―どうしてびんかんなところとそうでもないところがあるの?
6章 ウゴークタウンのひみつ―運動能力をきたえることはできるの?