内容説明
「幼虫がアゲハチョウになるまで、一緒に育てよう。」一年前の夏、庭の木にアゲハチョウのたまごを見つけた咲良とお兄ちゃんは、そう約束した。それから間もなくお兄ちゃんが亡くなり、咲良と両親は深い悲しみにしずんでいた。つぎの年、咲良は同じ木に、ふたたびたまごを見つける。大好きなお兄ちゃんとの約束を守りたい。咲良は、友だちの愛と育てることを決心した。小学中級から。
著者等紹介
いまたあきこ[イマタアキコ]
茨城県谷和原村(現つくばみらい市)出身、龍ケ崎市育ち。米国オレゴン大学卒業。考古学を専攻。日本児童文学者協会会員。日本児童文学学校、創作教室修了。児童文学同人「よつば」所属。文芸翻訳検定協会認定翻訳家。テレビ誌や映画誌でのライター業のかたわら、地元の龍ケ崎市で雑貨店を営む。『きっと、大丈夫』(文研出版)でデビュー
黒須高嶺[クロスタカネ]
埼玉県に生まれる。児童書の仕事に『日本国憲法の誕生』(岩崎書店)、『くりぃむパン』(くもん出版)、『みんなはアイスをなめている』(講談社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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