出版社内容情報
まじょばーは、病気で亡くなったぼくのお母さんのお母さん。優しかったお母さんとは段違いで、ぼくとお父さんのアパートにしょっちゅうやってきては、ぼくの勉強のことや、たまった洗濯物について、がみがみいう。
ある日、まじょばーは「ゆうたをひきとらせてもらいます。」と、お父さんに言った。お父さんと離れたくないぼくは、自分なりに考え、自分でできることはちゃんとできるように、精一杯努力した。だけど、まじょばーは納得しない。
そして、まじょばーと「たいけつ」することになり……。
内容説明
まじょばーは、びょうきでしんだおかあさんのおかあさん。ある日、ぼくんちへやってきて、おとうさんにぼくをひきとるといったんだ。ええっ!そんなのって、ないよ。小学1年生から。
著者等紹介
堀直子[ホリナオコ]
群馬県に生まれる。昭和女子大学文学部卒業。デビュー作『おれたちのはばたきを聞け』(童心社)で日本児童文学者協会新人賞、『つむじ風のマリア』(小学館)で産経児童出版文化賞を受賞。作品多数
木村いこ[キムライコ]
奈良県生まれ。イラストレーター・漫画家を生業とし、立体作品等も発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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食パン
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小12023/12/15
バルバルバール
0
小2次男好評2023/11/12
遠い日
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亡くなったお母さんのお母さんは、まるで魔女のような迫力ある存在感。ぼくは密かに「まじょばー」と呼ぶ。家にやってきては小言のオンパレード。ちゃかちゃか働いて、掃除洗濯食事の世話を焼いていく。食事の酷さを見て、心配のあまりにぼくを引き取ると言い出す始末。そこで、ぼくとお父さんはまじょばーに出された課題に挑戦することになる。勝てば今まで通り家で暮らせる!卵焼きの特訓だ。ああそれなのに、勝負に勝っても思いもよらない事態が待っていた。老人の衰弱の先の見えなさ。卵焼きはきっかけだったのかもしれません。2022/10/24
Enju35
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ものすごくいい話だよ!2022/03/29
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