出版社内容情報
感染症について広く理解を深めることを目的にしたシリーズ。第3巻では「公衆衛生」をとりあげる。感染症を流行させないためには、社会全体で人びとの健康を守るための取り組みが必要となる。水の管理や下水道の整備からワクチン接種や検疫のルールまで、順に歴史を追いながら、公衆衛生の重要性をていねいに伝える。理解を助けてくれるカラーイラストも多数掲載。
目次
人口で見るくらしと健康
古代文明と水の管理
くらしと健康の歴史 西ヨーロッパ
くらしと健康の歴史 日本
公衆衛生のはじまり イギリス
病人を細菌から守った人たち
近代の公衆衛生
世界にひろがる公衆衛生 日本
世界にひろがる公衆衛生 植民地
ワクチン接種
世界の人びとと健康
感染症と地球の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoko
2
感染症にかかりたくないのはみな同じ。自由との兼ね合いで、公衆衛生が一番むずかしいと思った。わかりやすく、いろいろ勉強できた。2022/04/12
ヌーン
1
衛生の意識がなかった頃、あっても技術的に実現するのが難しかった頃、知識があったかなかったか、そういった人々の膨大な遺体の上に私達の衛生と健康は成り立っているのだと改めて思いました ですから現代の医療を否定したり、代替えのヘンテコなものを使ったりするのはそれに対する冒涜なのでは?今に生まれてよかったと思いました 2022/06/18
ホリー
1
読みやすく理解しやすかった。キツネ🦊のナビや時空列車など遊び心もある。地図やDATA BOXの情報もビジュアルで理解に役立つ。2022/01/11