著者等紹介
松田もとこ[マツダモトコ]
作家。1948年、広島県生まれ。「まつたけ文庫」を運営。『おばあちゃんがいるといいのにな』(ポプラ社)で、日本絵本賞、けんぶち絵本大賞を受賞
菅野由貴子[カンノユキコ]
画家。神奈川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
28
遠い方の新着棚で。おばあちゃんが亡くなって、おじいちゃんは、少しぼんやり。今は、おじいちゃんにとってのおまけの時間。ぼくは、おじいちゃんと過ごす、ゆっくりな時間が好き。ふたりのおまけの時間が、長く続きますように。絵は、菅野由貴子さん。2021/04/19
Cinejazz
19
〝ぼくとお爺ちゃんは仲良しです。ゆっくり遊んでくれる友だちです。お婆ちゃんが病気で亡くなって、お爺ちゃんは、すこしぼんやりになりました…。お婆ちゃんは、亡くなる前に、ぼくに言いました「いつも 空から 見ているからね」「お爺ちゃんは “おまけの時間” を愉しんで」遺言みたいな、お婆ちゃんの言葉です…。お爺ちゃんにとっての“おまけの時間”は、好きなことができる、ゆっくりな時間。“おまけの時間”が続くといいな。「ありがとう」の日まで…〟<松田もとこ>さん作、<菅野由貴子>さん絵による、余生の愉しみ方を想う絵本。2025/07/08
anne@灯れ松明の火
17
「ひみつの おまけだね」の感想で、こちらと姉妹作だと知り、慌てて探したら、既読作だった(笑) あちらは、おばあちゃんと孫娘。こちらは、おじいちゃんと孫息子のコンビ。おばあちゃんが先だって、おじいちゃんはぼんやりすることが多くなる。「ぼく」は心配で、おじいちゃんを引っ張り出す。忙しく過ごす大人と違い、おじいちゃんと「ぼく」の時間はゆっくり、ゆったりしている。おまけのじかんも、ゆっくりゆっくり楽しんでほしい。菅野由貴子さんの絵が優しくて、素敵。2023/07/07
ひめぴょん
14
ぼくとおじいちゃんという組み合わせを見て、父と小さいころの甥っ子のことを思い出しました。うちの場合は40代でやもめ生活となりましたのでけっしておまけの時間ではなく、生活を営むために一生懸命にやらなければならないことがたくさんありました。それでも、孫が生まれるとひとり暮らしをしながら孫をしばしば預かって重責を感じつつも孫との時間を楽しんでいたようでした。「おとなは みんな、いそがしい。」とぼくは思い、「すきなことが できる、ゆっくりな じかんだね。」「ごほうびみたいなおまけ」と表現している「おまけのじかん」2023/06/07
たーちゃん
13
息子は「おばあちゃん死んじゃったんだね」と言っていました。2023/05/03