内容説明
「弱むしそうた、泣きむし、なきた」(なきたじゃないよ)心ではそういえるのですが、口には出せません。泣きむしなのは、弱むしだから?ぼくは勇者みたいに、強くなりたい!神社に行ったそうたは、泣きたいとねがうサワメというへんてこりんな神さまと出会います。サワメとそうたは、ねがいを叶えられるのでしょうか。小学中級から。
著者等紹介
横山充男[ヨコヤマミツオ]
1953年高知県に生まれる。『少年の海』で児童文芸新人賞、『光っちょるぜよ!ぼくら』(ともに文研出版)で、日本児童文芸家協会賞を受賞
よこやまようへい[ヨコヤマヨウヘイ]
1984年生まれ。大阪芸術大学芸術学部美術学科卒。2008年よりイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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いよの缶詰め
2
泣き虫の主人公。ある時、泣き方を知らない神様と出会う。2022/01/21
えびー
0
中学年に。 主人公のそうたは3年生。 泣きむしを治してもらおうと、近所の神社に行く。そこで泣く練習をしているサワメという神様に出会う。 今は修行中で、泣き方がわかると人々のための神になれるというのが面白い。 「人はどうして泣くのだろう。」サワメと話すうちに、そうたは泣くことの意味を考える。 泣くことは悪いことじゃない。明るくまとめてある。 でも、そうたをからかう男の子が出てきて、その子のお父さんがアル中&無職。そうたよりよっぽど大変な家庭環境なのだが、そちらはメインテーマじゃないのね。気になる。2022/07/17