内容説明
因島にすむ漁師の息子、村上海斗は、極楽島にすむ直吉さんの家に遊びに行くことになった。島へわたった海斗は、おかしなことに気づく。どうやら、極楽島は戦国時代であり、海斗はいつのまにかタイムスリップしてしまっていた。小学中級から。
著者等紹介
野田道子[ノダミチコ]
兵庫県生まれ。大阪市立大学卒業。児童文学作家
藤田ひおこ[フジタヒオコ]
香川県生まれ。児童書のさし絵、絵本を中心に活躍。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てぃうり
3
話し合い、友好関係を築くことの大切さを教えてくれる。対立からは何も生まれない。村上海賊は興味深い。2021/10/27
kolion
2
タイムトラベルを扱った児童文学。その昔村上海賊がいた時代にタイムスリップした海斗と妖怪牛鬼に白いオウムに変えられてしまったシゲとの交流を通して海賊が勢力を持っていた時代に犯した深いキズを知る。勢力と言う名の暴力、人も金も物も奪い、牛鬼の島も奪ったと知らされて少年たちは謝りに来たのだと思い知らされる。2人は極楽島からの百年の追放を言い渡されるが、それを酷いととらえるか、赦されたととらえるか。私は温かみを感じた。2018/05/16
Midori Matsuoka
1
因島に住む漁師の海斗の夏の冒険譚。 海斗の父親が海で出会った不思議な男の人、村上さんが暮らす極楽島には妖怪牛鬼がいて村上さんの息子は牛鬼にオウムに姿を変えられてしまったという。 海斗は牛鬼の謎とオウムに変えられてしまった同い年のシゲを元の姿に戻してもらうため、極楽島へ行き、牛鬼に会いに行くことにする。 極楽島はなんと400年以上前の世界。海斗は海を渡るとともにタイムスリップをしてしまう。 異空間で海斗は牛鬼と対決をするが、妖怪との戦いではなく、話し合いで解決方法を見出す。牛鬼には牛鬼の言い分もあるのだ。2019/03/09
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