内容説明
この物語の主人公、深津類くんが自閉症と診断されたのは、三歳のときでした。医師から、「大人になっても、知能も社会性も小学低学年のままです。」と宣告されましたが、家族の応援と小学校に入学してからの友だちとの出会いが、大きな力となって類くんを成長させました。そして、さまざまな試練を乗り越えた類くんは、公立高校に入学し無事卒業することができたのです。大人になった類くんは、乗馬クラブで働きながら、知的障がい者の競技会スペシャルオリンピックス・世界大会(乗馬部門)を目指して練習にはげんでいます。
目次
入園お断りします
子どもライブラリーって?
類が自閉症…?
友だちできるかな、一年生
友だちパワー
あこがれのソフトボールチーム
中学生に向けての決断
いじめは、家庭科の先生から始まった
「死ね。」といわれて
高校入試に向けて
類くんは、高校生
卒業できないかも
めざせ、スペシャルオリンピックス・世界大会!
著者等紹介
沢田俊子[サワダトシコ]
京都府に生まれる。日本児童文芸家協会会員。1996年、恐竜文化大賞受賞作『モモイロハートそのこリュウ』(汐文社)で単行本デビュー。2004年『盲導犬不合格物語』(学研)で、サンケイ児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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