内容説明
夏休み、いつもの三人でサッカーの練習をしていたら、担任の堤先生に呼ばれた。先生は、クラスにいるはずの内藤君をさがしてほしいという。えっ、内藤君ってだれ?どういうこと?先生の話は信じられないものだった。先生が五年生だったとき、仲良しの三人組がいて、それがぼくたち三人によく似ているだけでなく、ぼくたちに起こっている出来事が、当時とそっくり同じだという。でも、それは偶然だ。ぼくらが先生たちと同じ運命をたどってるなんて、そんなばかなことがあるわけがない。ぼくらは冗談と思ったが、先生の目は算数の授業のときより真剣だった。
著者等紹介
堤しゅんぺい[ツツミシュンペイ]
岡山県に生まれる。教職のかたわら、子どもたちに読んでほしい物語を創作。『なまえはレオン』で第3回石森延男児童文学奨励賞受賞後、自費出版
黒須高嶺[クロスタカネ]
埼玉県に生まれる。児童書を中心にイラスト・挿絵を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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