内容説明
それはちょっとふしぎな日だった。もみこが金色の髪だった日。まだ四年生になっていなくて、だけど、もう三年生ではなくて、ただの九歳だった春休みの、あの日。それは、サンドイッチにはさまった、うすいハムのような一日だった。うすいけれど、金色にかがやいた一日だった。小学中級から。
著者等紹介
吉田道子[ヨシダミチコ]
東京都に生まれる。博多、京都で育つ。『ヤマトシジミの食卓』(くもん出版)で第51回日本児童文学者協会賞を受賞
鈴木びんこ[スズキビンコ]
埼玉県に生まれる。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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7petit
5
ちょっと盛り込みすぎな印象。でも自分のまわりにいる人たちを、違う角度から再認識していく、主人公のポジティブさは好き。2014/04/27
むーみんぐ
3
小3の娘にどうかな?と思い、かりてみた。 想像していたものとは違い、「日常の中の特別な1日」という意味らしい。 家族のゴタゴタな話もあるから、うちの娘には、向かないかな?2016/11/24
ぷーきん
2
9歳から。26年度埼玉冬休みすいせん図書。中学年向きだからなのか…細かい心理描写が少ないので、主人公の行動がいつも突然に感じました。もう少し気持ちに寄り添えたら良かった。1番よくわかったのは、お母さんの気持ち。そして、お兄ちゃんは「何物?」って位、達観した存在でした。2015/06/26
Ayano
0
春休み2014/01/27