内容説明
ぼくだって、おてつだいは、ちゃんとできるよ!でも、とうさんも、かあさんも、おねえちゃんも、だめだっていうんだ。ぼく、でていく。こんないえ、ぼく、でていくよ!こぎつねボックのはじめてのいえでは、なみだとゆうきとぼうけんのたびです。小学1年生以上。
著者等紹介
いまむらあしこ[イマムラアシコ]
1947年、熊本県生まれ。『ふたつの家のちえ子』(評論社)で野間児童文芸推奨作品賞、坪田譲治文学賞、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。同作品および『良夫とかな子』『あほうどり』(ともに評論社)で路傍の石幼少年文学賞を、『かがりちゃん』(講談社)で野間児童文芸賞、『ぶな森のキッキ』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『まつぼっくり公園のふるいブランコ』(理論社)でひろすけ童話賞を受賞
鎌田暢子[カマタノブコ]
1952年、島根県生まれ。奈良女子大学文学部卒業。在学中から児童文学者の中川正文氏に師事し、子どもの本の絵を描くようになる。『りょうちゃんとさとちゃんのおはなし全5巻』(大日本図書)で産経児童出版文化賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
30
表紙のキツネ君があまりにも可愛くて連れて帰った1冊です。ボックは家族のお手伝いをするのだけど 小さいから失敗の連続。手伝うと言うより邪魔にしかならない・・・分かるなぁ ついついイライラして声を荒げた記憶が多々。家出をしてしまうボックですが、森の中で 他の動物に質問して ちゃんと学んで行く姿が良いです。いっぱい摘んだ苺でジャムやパイを作って貰ってね。大きな虹はご褒美だね。ホッと出来るお話でした。2018/04/30
遠い日
9
家族のお手伝いをしたいボック。なのに、失敗ばかりでやらせてもらえないことに腹をたて、家出を決行。家出の間、ボックがとった行動は、家族には聞けなかったことを素直に他の大人たちに尋ねて考えるということだった。ひとりになってみれば、子どもはこうして頭を働かせる。ボックを探す家族も、ひとりひとりの胸にやさしい灯が灯る。自立へと一歩踏み出したボックは、なんだか逞しくなったみたい。2016/08/16
ぷーきん
9
7歳から。H26夏休み埼玉県すいせん図書。何でもやりたがるボックは、お手伝いをしようとしても失敗ばかり。お父さんやお母さんは「手伝わなくていいよ」と言う、お姉ちゃんは怒りだす。とうとう家出をしてしまいます…テーマが1つにしぼられていて、しっかり伝わりました。良い本です!家族の中での役割について考える事ができます。2015/02/23
こどもふみちゃん
7
小さい子のお手伝いはかえって迷惑になってしまう事があります。そんな小さい子ども目線の心境をうまく描いた本でした。ちょっと涙が出ました。大人はどのように接したらいいのか。分かっていてもできないときがあるんだよな~~(;一_一)。ちょっとおすすめの児童書。全ルビ付き。4・5・6・7・8歳向け。2014/10/19
2時ママ
3
次女6歳 独り読み。2017/03/20