内容説明
ネコのマウは気まぐれなロマンチストで、イヌのバウは現実的な働き者です。クリスマスが近づき、バウはマウのために、大きな雪玉でアドベントカレンダーを作りました。マウがうれしさのあまり、雪玉にさわると、雪玉は村に向かって転がっていってしまい…。マウとバウの物語、第2弾。
著者等紹介
パルヴェラ,ティモ[パルヴェラ,ティモ][Parvela,Timo]
フィンランドの現代児童文学を代表する作家。少年少女向けの絵本や児童書を数多く手がけ、IBBYオナーリスト賞やフィンランディア・ジュニア賞などを受賞し、国内外で評価されている。親しみやすいユーモアと深い思索に富んだファンタジーを得意とし、世代を越えて愛されている
末延弘子[スエノブヒロコ]
東海大学文学部北欧文学科卒業(フィンランド語・文学専攻)。フィンランド政府奨学金留学生としてタンペレ大学人文学部フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学翻訳家、語学講師として活躍中。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞
矢島眞澄[ヤジママスミ]
東京に生まれる。広告代理店を経て、イラストレーターになる。テレビCM、ポスター、雑誌などのイラストレーションを制作するかたわら、児童書のさし絵、創作絵本を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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You
1
■中学年以上■借りられてないっぽいのを敢えて読むシリーズ。ここまで心踊らないクリスマス本も珍しい。登場人物たちの稚拙な行動、俗っぽい心情。つまらん感情でいっぱいいっぱいの彼らを見ていると、もうなんつーかこっちがしんどい。小狡さに垣間見える猫独特の可愛さもない。クリスマスの幸福感もワクワク感もカタルシスもない。ページをめくることに期待感がまるで持てない。ましてやクリスマス本だというのに…ましてやフィンランド、本場だというのに… とりあえず各人の名前は日本人になじみのある響きにするべき。絵にも魅力が欲しい。2013/12/17
kokotwin
0
しっかり者のバウとちゃっかりものマウ。楽しくクリスマスを迎えるつもりが大変なことに。どんなことがあってもめげずに、いい意味で前向きなマウが次から次へと思いつくことにハラハラ。バウ頑張れ。2017/10/13