内容説明
ゾウのドクター・フレッドと赤アリのココ。気の合うふたりは、ドクター・フレッドの小さな家でいっしょにくらすことになりました。ところが、やくそくの時間になっても、ココは家にやってきません。心配になったドクター・フレッドは…。
著者等紹介
ヴァルクス,カタリーナ[ヴァルクス,カタリーナ] [Valckx,Catharina]
1957年、オランダ・デビルトに生まれる。18歳でオランダ・フローニンゲンの美術大学に行くまで、フランスで暮らした。アーティストとして活躍していたが、息子の誕生をきっかけに子どもの本をつくりはじめた。以来、温かさととぼけたユーモアにあふれる作品をつぎつぎと生み出している。アムステルダム在住
伏見操[フシミミサオ]
1970年、埼玉県に生まれる。上智大学文学部フランス文学科を卒業。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、フランス語や英語の子どもの本の翻訳をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
20
ゾウは、ドクターフレッド。赤アリのココは、小さな赤い自転車に乗って学校に行く。カタツムリのヨーヨーは、殻に穴があいて、風邪をひいちゃう。満月の夜は、テラスに上がって月を眺める。いじわるキャラもいる。きっと、お気に入りのシーンに出会える。2016/07/01
魚京童!
11
あなた、わたしが赤アリだってこと、わすれたの?赤アリにかまれると、ものすごくいたいんだよ。2015/11/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
ゾウのドクター・フレッドは、丘の上のちいさな家にひとりで暮らしていました。ある朝、玄関先で赤アリのココがお茶を飲んでいるのに出会い、ふたりは仲良くなりました。そして一緒に暮らすことにしますが、約束の時間にココは現れません。それは蜘蛛のウージーが…。2020/04/15
7petit
5
とっても魅力的な本です。表紙の絵を見て似ているな、と思ったらトトシュの絵本のカタリーナさんなんですね。この本を読んだ後でトトシュのシリーズを読み返したら、カタリーナさんのおはなしへの思いがよく分かりました。気持ちがよくてちょっとユーモアがあるこういう本がもっと増えてほしいです。中学年さんから。2014/05/07
ハチコ
4
訳がふしみみさをさんなので読んでみた。お医者さんやってるゾウのフレッドと、同居することになった赤アリココのお話。ちょっとしたアクシデントというか、トラブルも起こるけれど、全体的にはのんびり。ほのぼの・・という言葉がぴったりの物語だなーと。けど、ただほのぼのなだけじゃなくて、ほっそりした体型のゾウとか、自転車に乗って通学する赤アリとか、ちょっとへんてこなのが味がある。2013/07/05