文研じゅべにーる
ジジのエジプト旅行

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784580821057
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8397

内容説明

ジジは夏休みに家族旅行へ行かないのに、クラスで「エジプトに行きます!」と、うそをついてしまった。おまけに、エジプト旅行について、みんなの前で発表することになった。ジジ、ピンチ。クラスの悪友モーにもちかけられて、とんでもない計画をたてた。ジジのエジプト旅行はどうなるか?ゴヤ・デクベート賞、ペップ・ソリダリテ賞、グラニョット賞、リブランテット賞、みんなのための図書館賞、モンモリヨンの子ども文学賞受賞作。

著者等紹介

オスファテール,ラッシェル[オスファテール,ラッシェル][Hausfater,Rachel]
1955年、フランスのパリ生まれ。戦争の傷跡が残る時代ながらも、幸せな少女時代を過ごす。波乱に満ちた青春時代、そして、いろいろな職業を経験したのち長い旅に出る。ドイツ、アメリカ、イスラエルなどで暮らす。現在はパリ在住。パリ郊外ボビニーの中学校で英語を教えている。三人の子どもがいる。絵本をはじめ、小さな児童たちから思春期の生徒たちのために書いた著書が20冊以上ある。『ジジのエジプト旅行』はフランスでたくさんの賞を受賞している

ダニエル遠藤みのり[ダニエルエンドウミノリ]
1967年、鹿児島県指宿市生まれ。鹿児島女子短期大学卒。日本語教師養成の研修後、東京で約半年間外国人に日本語を教える。1989年から1994年までニューカレドニアで、その後1年間はセネガルで暮らす。1995年よりフランス南西部の小さな町に住む。フランス人の夫と娘2人の4人家族

風川恭子[カゼカワキョウコ]
広島県生まれ。京都芸術短期大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

20
夏休みにエジプトへ行くと嘘を付いたジジが発表のために奮闘する児童書。必死に知恵を絞り、逆境すらも楽しむ要素に変えていく姿勢が好き。アイディアの一つ一つも最高だった。コンコルド広場のオベリスク、ルーブル美術館の古代エジプト展、砂の海という遊園地、グラン・モスクの喫茶店など、実際にパリにある施設を上手く活用している。中国旅行の嘘を付いた友達が、首からカメラを下げてモナリザの前に屯する日本人を撮る場面も楽しかった。喧嘩ばかりしていた友達、両親と力を合わせ、最高の夏休みを過ごす。発想もストーリーも凄く良かった。2018/03/11

スターライト

6
夏休みなのに、どこにも行く予定がないなんて、ぼくにそっくり(笑)!うちもあんまり家族で出かけた記憶がないので、それを友人に言えないつらさがよくわかる。主人公のジジも先生に聞かれたとき正直に答えられず、思わず「エジプトに行く!」と言ってしまう。それをどうするかと思ったが、出来の悪さを争うライバルの男の子モーの協力でちゃんとやりとげる(?)のは、すごい。これならどこにも行けなくてもみんなに自慢できる夏休みだね。いいなあ(遠い目)。2017/07/23

kiti

3
フランスの女の子ジジが夏休みの予定を聞かれ、「エジプトに行く!」って言っちゃった。それを聞いた先生が休み明けに皆の前で発表してもらいましょう!だって。 そうそう、子どもってすぐに嘘だとばれちゃうような嘘をつくのよね。でもそれでもばれてないと思って、どんどん嘘の上塗り。 でも物語のジジは悪友モーとパリの中のエジプト探し。エジプトについて調べ、発表する為の資料を探したり、作ったり、写真を撮ったり。 仲違いをしていた悪友と友情を深めたり、いつもはしない家庭学習をする姿にそれもアリかも。2012/07/07

7petit

3
悪友モーのアイディアがジジのピンチを救ってくれた!読みながら自由研究ってこうやっていけばいいんだ!とわかっちゃうおもしろい本。2011/07/05

リリー

2
おうち文庫です。 なかなかの楽しい本だったようで、同じ作者三冊続けて読んでいました。2018/06/02

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