内容説明
悲しいときにはほのかなヒカリ。楽しいときにはきらめくヒカリ。見えないココロが見えてくる。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。日本を代表する詩人。1952年、『二十億光年の孤独』でデビュー。詩のほかにも、翻訳、童話、脚本など幅広く活躍。1975年、『マザー・グースの歌』で日本翻訳文化賞、1983年、『日々の地図』で読売文学賞など、受賞多数
元永定正[モトナガサダマサ]
1922年、三重県生まれ。日本を代表するモダンアートの作家として、絵画、立体、版画、パフォーマンスなど国内外で幅広く活躍。作品は東京国立近代美術館をはじめ、世界各国の美術館に収蔵されている。1983年、日本芸術大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
254
谷川俊太郎・文、元永定正・絵。絵の元永は、日本を代表するモダン・アートの旗手。『カニツンツン』など絵本も多数手がける。ここでも、思いっきりアートを展開する。「つむじかぜ」では、わずかに具象の気配はあるが、全体としては抽象というか、光のアートを展開する。谷川の詩もまた、抽象ではないものの、メタファーに満ちたもの。そもそも「ココロのヒカリ」なるものを表象するにはメタファーをもってしかないだろう。かくして、この絶妙のデュオによって、難解にして深遠なる絵本が生まれた。2025/05/10
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
100
ココロのヒカリ。目にはみえないけど、確かにあると信じられるもの。谷川俊太郎氏とモダンアート作家の元永定正氏の絵本。シンプルで、心に響くメッセージ。2010年9月初版。2015/06/21
馨
73
絵本。文体がめちゃくちゃ口語自由詩、教科書に載ってそうな本でした。ココロのヒカリで夜が明けるって何か素敵。内容があるような無いような本なので読んだ人それぞれの考察が出来ると思います。2022/05/08
Willie the Wildcat
44
楽しい時、悲しい時・・・。どんな時も「ア・タ・マ」(明るく、楽しく、前向きに!)ってことかなぁ。ココロって、人の様々な感情を”汲んで”くれる気がする。だから、ヒカリなのかもしれない。少し哲学的な印象。次男は「『もこもこもこ』みたい!」って喜んでた。(ってか同じ方々の作品だもんね、確かに・・・。)絵も創造力をかき立てる明るい印象。2012/10/06
♪みどりpiyopiyo♪
42
「もこもこもこ」の谷川俊太郎さんと元永定正さんコンビの、訥々と嬉しい絵本を読みました。谷川さんが元永さんとのご関係を語っていたインタビューが面白くって、この本も読んでみたの♪ https://www.ehonnavi.net/sp/specialcontents/sp_contents.asp?id=231 ■谷川俊太郎さんの ぽつぽつと綴られる言葉に、元永さんの抽象的な絵がいいね。タイポグラフィ(文字の配列や色)も詩の内容に合わせて工夫されていて、楽しく読みました ( ' ᵕ ' ) (2010年)2019/11/13
-
- 洋書
- ADRIEN