内容説明
いじめっこのキヨシくんからマルくんをまもってあげたら、「つよいネコだなぁ」って、マルくんがおやつをくれた。マルくんて、いいなあ。おいら、マルくんについていっちゃった。つよーいドロンコは、よわーいマルくんをまもっているとおもっていたけれど…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
35
こちらもブックリサイクルにてお迎え入れ。表紙に一目惚れ。ティッシュ、ツメに引っ掛けて、引っ張り出してる途中で寝ちゃってる。可愛すぎ。どの頁も大好きな青が溢れてる。色んな青がいっぱいで、見ているだけで癒される。更には野良猫のドロンコと優しくて弱虫、だけど本当は強いマルくんの表情・仕草を見ていると、まるで自分が母親になったかような心持ちに。そして、最初は足元、次にお腹、次第に顔の横、遂にやっと同じ布団で眠れた喜び・嬉しさは私も元野良のミルと共に暮らして初めて知った。だから、分かるよ。最高に幸せな時間。だよね。2024/06/22
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
11
表紙の猫が飼い猫の雰囲気に似ていて思わず手に取りました。お互い大切な存在となってきたら、絆でどんな事にも立ち向かって頑張れるんだなぁと感じました。2015/10/21
Willie the Wildcat
9
役割や期待は時間の経過と共に異なるも、お互いの支えとなり続ける。”存在”に意味・意義。気づくまでの過程と、相手への気遣いが時に哀しくもある。絵は、コミック調の水彩画。マルの表情の変化が印象的。お母さんが「お風呂に一緒に入ることは流石にNG!」のシーンに(当時飼っていた)コッカとの幼い頃の思い出が蘇る・・・。(笑)2014/06/01
ねこ太
6
弱い自分を守ってくれ頼りになると思ってたドロンコ、守ってくれる存在が実は、弱さを抱えててこちらが守らなきゃいけないと知ったとき主人公は少し大人になり強くなる。不安や強さ優しさを描く子どもの本の世界の深さに頼もしさを覚えます!2010/09/28
紅花
5
野良猫の、意外な幸せ。「強くなる」って意外に難しかったり、意外に簡単だったり。安住の地を得た野良猫の、再び襲いかかる災難。少年は「つよさ」と思いやりを、野良ネコからもらったね。2013/12/12