内容説明
「きみのことをボスに話したんだ。完全に信頼できて、しかもすぐれた探偵能力を持っているって。」と、ヘンリーが言った。「わぁ、ありがとう。」「で、きみの寝室を見張りの拠点に決めようってことになった。」あたしの寝室が、スパイ作戦の中心に?今のところ、こんなすばらしいことはない。あたしは、二回ほど深く息をすいこんで興奮をおさえてから、聞いた。「でも、どうしてバクスター家を見張るの?」―。
著者等紹介
ジョンソン,ピート[ジョンソン,ピート][Johnson,Pete]
1965年イギリス生まれ。ラジオ用の映画評論の仕事や、中学の教師を務めたのち、作家となる。スリラーもの、ホラーものなど子どもが喜ぶたくさんの作品を書き、世界20か国以上に翻訳されている
岡本浜江[オカモトハマエ]
1954年、東京女子大学卒業、共同通信社勤務ののち、翻訳を始める。英米の児童書を140冊近く訳出。第42回児童文化功労賞受賞。日本児童文芸家協会顧問
津尾美智子[ツオミチコ]
1947年広島県生まれ。テレビや新聞のイラストの仕事を経て、子どもの本のさし絵、絵本をてがける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aladdin
2
前半が読みにくいですが、後半からは勢いが出てきてあとは一気に読めました。前半のテンポがわるくて、面白いんだけど、いまいちっていう本でした。2011/04/18
aoko
2
12歳のターシャは私立探偵になるのが夢でシャーロック・ホームズやジェームズ・ボンドの本を200冊以上集めて日々勉強している。でもみんなからは変わった子だと思われている。ある日その探偵能力をためすチャンスがやってきた! スパイ作戦にのめりこんでいくターシャをいきいきと描いている。『カジノ・ロワイヤル』や『三十九階段』まで集めているなんてすごい。2009/09/22
にま
1
私立探偵にあこがれているターシャはぐうぜん、クラスメートが怪しい行動をするのを目撃します。近所の家の住人がスパイだから見張っていると言う少年に協力することにしたターシャですが・・・。ターシャがとても生き生きと描かれていて、テンポよく読めました。2010/03/18