内容説明
多くの物理学者たちが、宇宙はひとつだけではないと考えている。ひとつの宇宙から生じ、分裂して異なる発展をとげた宇宙。それをパラレルワールドと呼ぶ。わたしたちが住んでいる宇宙も、そんなパラレルワールドのひとつなのだ。ある世界では、あなたはまるでちがう性格になっているかもしれないし、あるいはそもそも生まれていないかもしれない。パラレルワールドをさまよう少年・少女がくりひろげるSFファンタジー。
著者等紹介
小森香折[コモリカオリ]
1958年東京に生まれる。『ニコルの塔』(BL出版)でちゅうでん児童文学賞大賞、新美南吉児童文学賞を受賞
森友典子[モリトモノリコ]
大阪府に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ようこ
2
まえがきを読んでややこしそうな設定に楽しめるかどうか不安だったが、読んでみたら読みやすかった。でも、これならパラレルワールドではなく時代を超えるタイムマシンみたいな設定でもよかったのでは?2009/09/22
バジルの葉っぱ
1
今までの小森香折さんの作品とはがらりと変わった印象でした。時空を超えるものによくあるタイムスリップではなくて、違う宇宙の世界へと移動するというところが、面白かったです。2009/12/14
negai
0
最後でおお!と思わせられた。お隣のパラレルワールド、そこから行くさらに次のワールド、とどこもそれぞれに問題を抱えていて、でも、今のこの世界だって、問題を抱えてるんだよなあ。2014/02/25
かっぱ
0
女の子に向けて書かれたSFだと思う。と言うか、女の子に読まれるべきだ。この本は。で、最後の一文が最高!(でも、そこから読まないでね)2013/07/19
芦屋和音
0
『ニコルの塔』のような衝撃はなかったけれど、「へぇ~」って感じで読めた。この内容だったらもっと長編にしてもよかったのでは(そうするととっつきにくくなってしまうか)?誤植があって残念。2011/07/12




