内容説明
1945年8月6日、ヒロシマの比治山うらにあった託児所で、子どもたちの世話をしていた宇根さん。あの日生き残った者として、宇根さんには、どうしてもはたしたい約束がありました…。原爆慰霊碑に清水をそなえつづける一人のおばあちゃんのおはなし。
著者等紹介
指田和[サシダカズ]
1967年、埼玉県に生まれる。出版社で子どもの雑誌、家庭雑誌などの編集を経たのち、フリーとなる。いのちや心、自然に関するテーマにひかれ、取材し、作品にしている
野村たかあき[ノムラタカアキ]
1949年、群馬県前橋市に生まれる。1985年に木彫・木版画工房「でくのぼう」を開く。『ばあちゃんのえんがわ』で第5回講談社絵本新人賞を、『おじいちゃんのまち』で第13回絵本にっぽん賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
31
図書館で借りて読了。読友さん達、オススメの絵本です。平和の活動はずっと続けていきたいですね🕊2020/06/14
海(カイ)
18
【図書館】後世に伝えていかないとならないことのひとつが、戦争のことだと思う。 54年も原爆献水供養を続けてきた宇根利枝さん(2009年9月で91歳)。 すごい方だと思いながら読んだ。 版画じゃない野村たかあきの絵もいいね!(*^-^)b2013/05/26
雨巫女。@新潮部
13
《書店》原爆献水活動は、この絵本で、知りました。後継者が、できて良かった2016/08/16
ヒラP@ehon.gohon
12
中学一年生の朝読みで取り上げました。原爆慰霊碑に50年以上も水を備えてきた宇根利枝さんのお話です。その宇根さんもこの絵本が出版されて数年後には亡くなってしまいました。今年は戦後70年。伝えることの重要性を感じました。 (参考:宇根利枝さんの被爆体験) http://www.hiroshima-spirit.jp/ja/hibaku/mp3/une.html 宇根さんの声が聴けます。 2015/07/13
Kaz
12
後半、宇根さんの想いを想像して涙が出た。微力ながら少しでも彼女の想いを伝えていきたい。そう強く思った。2012/10/30