内容説明
「よしよし、シャドラック。きょうもきれいだよ。大好きだよ。」ハンナは、シャドラックの首をだきしめて、そのにおいにまみれながら夢中で言う。シャドラックは、サーカスを引退したおじいさん馬。今では、ハンナたちのたいせつなペットだ。が、ある日、シャドラックが足をいためてしまった。ハンナの両親は、子どもたちにはうそをつき、シャドラックをドッグフード工場に売ってしまう。真実を知ったハンナは、愛するシャドラックを救出しようと、ふたりの弟をしたがえて旅に出るが…。愛馬を救出しようと奔走するハンナのいちずな愛に感動。
著者等紹介
カウリー,ジョイ[カウリー,ジョイ][Cowley,Joy]
1936年、ニュージーランドに生まれる。20代のころから作品を出版。子育てをしながら、児童文学や絵本の創作も始める。日本に紹介された作品『サンゴしょうのひみつ』(冨山房)と、本書『帰ろう、シャドラック!』は、ニュージーランドの児童文学賞で「年間最優秀図書賞」を受賞。2006年には『Hunter』で、ニュージーランドポスト児童書およびヤングアダルト小説賞の「年間最優秀図書賞」を受賞。子どもの読書推進のための活動、また、子どものための本を書く作家を育てる活動にも積極的に関わっている
大作道子[オオサクミチコ]
1964年、千葉県に生まれる。獨協大学外国語学部英語学科卒業。ニュージーランドに滞在後、英会話講師をしながら通信講座で翻訳を学ぶ
広野多珂子[ヒロノタカコ]
愛知県に生まれる。スペインのシンクロ・デ・ベージャス。アルテスに学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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