内容説明
被爆したみさちゃんのピアノは、ガラスの破片でキズだらけになりました…爆心地から約1.8kmのところにあったみさちゃんの家。たいせつにしてきたピアノはこわれずに残ったが…。60年が過ぎ、再びその音色をひびかせるピアノ。被爆ピアノ…思い出と今。
著者等紹介
指田和子[サシダカズコ]
1967年、埼玉県に生まれる。出版社で子どもの雑誌、家庭雑誌などの編集を経たのち、フリーとなる。阪神・淡路大震災のときにはボランティアとして神戸に足をはこび、被災した子どもたちと交流する。その後も神戸にかかわる中から生まれた作品、『あの日をわすれない はるかのひまわり』(PHP研究所)が児童書としての第1作目となる
坪谷令子[ツボヤレイコ]
神戸市の小学校で美術教師として勤める中で子どもの表現に惹かれ、のち、本の世界に入る。1977年刊『せんせいけらいになれ』(理論社)以降、灰谷健次郎氏の作品に多く絵を添えてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
29
図書館の展示で気になって再読。芸術の秋で紹介されていたけれど、無理があるなぁ。やっぱり読むとしたら戦争教育だな。中学年くらいからがいいのかも。2016/11/26
ツキノ
23
2007年7月発行。年に一度、8月には戦争に関する本を読みたいと思う。今年はこの本。実在する被爆したピアノが語る。広島にいる古いピアノを引き取って直し、ピアノのない施設に寄付しているという矢川ピアノ工房の矢川光則さん。2005年にこのピアノと出会い、現在はこのピアノで平和コンサートを開催。CDにはこのピアノで演奏した「綿のぼうし─被爆ピアノに捧げる曲─が収録されてい(作曲・演奏山田紗耶加)(E209-578)2021/08/09
かおりんご
20
絵本。戦争ものの別のピアノの絵本を探していたら、この本に出くわしました。以前読んだ『ミサコのピアノ』の絵本バージョンです。実際のピアノの音源もついているので、平和を考える授業に使えそうです。2013/12/30
かおりんご
17
戦争教材を探していて読む。広島のことより空襲のことを教えたいので違うかなぁ。2023/09/26
いっちゃん
15
ピアノが大好きな女の子から、ピアノを奪った戦争。ながい時を経て、戦争を伝える手段にもつかわれた、このピアノの想いが一杯つまった本。実話。2016/05/15